書こう書こうと思って下書き状態になっていたのを徐々にお蔵出しw
かなり前ですが、ロシアラッコのミールさんのお食事タイムを見てきました。
サンシャイン水族館にいるラッコは「ロシアラッコ」という種類で、
日本ではここでしか見ることができません。
一昨年の12月にペアで暮らしていたルーチ(♂)が亡くなり、
ルーチとミールの間に生まれた赤ちゃんも死んでしまったため、
現在はこのミールが日本で会える唯一のロシアラッコということになります。
ミールは推定11歳ぐらいでしょうか。メスですが、頑固者で女王様気質。
気に入らないものは気に入らない、とはっきりと態度でしめす、と
飼育員さんから説明がありました。
さてはて、どんなお食事タイムを見せてくれるのやら…。
「ミール」という名前はロシア語で「平和」という意味。
プーチン大統領から秋田県知事に送られたサイベリアンの名前といっしょですね。
ガラス張りの展示場の前はポールが置かれていて、そこから前はお子様優先ゾーンとのこと。
誰もいなければ張り付いてもよかったのでしょうが、
平日ど真ん中とはいえやはり親子連れの姿も多くなり、
私はすごすごと後列から観察することに。
写り込みが激しくてまともな写真などないでしょうが、仕方ありません。
前列を子ども連れに譲るべく後方に下がると、
私の前に背の高い外国人団体が割り込んできました。
ノーーーーン!わたしあなたたちにまでゆずったつもりはナーーーーーイ!(心の声)
小心者なので、人の肩や頭の間からカメラを構えて撮りました。
ひどい写真ばかりですが、おもしろいお食事タイムだったので、その模様をお届けします。
ミールはとってもグルメな女の子なんですって。
気に入らない餌でも一度は受け取る。でも食べずにポイッ!
その仕草がたまらない可愛さ!!
イカの輪切りやゲソはわりと好きなようで、勢いよく食べていました。
ロシアラッコは普段は魚などは食べず、甲殻類をメインとした食事をするのだそうです。
サーモンの切り身も途中まではもりもり食べていたのですが、じきに飽きはじめたのか、
飼育員さんからもらうなり一口も食べずにポイッと投げてしまいます(笑)。
水槽のなかに空しく漂うサーモンの存在意義とは…
ウチムラサキガイ(オオアサリ)も大好きなようで、もりもりと食べていました。
殻つきのエビをもらうと、器用に皮を向いて中身だけを食べていました。
大きくてもこもこした手のように見えるけど、けっこう器用なんですね…。
殻むきの瞬間を撮りたかったんだけど、水面付近なので撮るのがむずかしく、
人の頭がカメラの前に入ったりするので結局撮れずじまい。残念!
ラッコって、貝をお腹の上でガンガンガンガン!って叩き割って豪快に食べるイメージだったけど、
(豊橋で展示場の強化ガラス叩き割ってた子がいましたね…)
ミールは両手で餌を持って、お上品に食べていました。
「ちょうだい!」って手を出しておねだり。ううう可愛すぎます…。
そういえば、この記事を書いている途中でひとつ気づいたことがあります。
ラッコはイタチ科なので、テンやカワウソあたりが仲間にあたります。
あれ、わたしイタチ科の動物って好きな動物が多いなぁと。なんで今まで気づかなかったんだろ。
テンやカワウソはもちろん、ラッコ、アナグマ、イタチ…どれも好きじゃないか。
この分類、生物学でさかのぼると「ネコ目」にあたり、
わたしが日頃から好きだ好きだと連呼しているネコ科と同じグループなわけです。
ネコ目にはクマやアザラシなんかも含まれます。
そうか、わたし「ネコ目」好きだったんですね…ふむふむなるほど…。